この記事でわかること
- サービス紹介ページの見直しを進めるときの考え方
- 競合サイトをAIに分析させて、自社サービスを当てはめていく手順
- 差別化ポイントを入れた文言とCTAで、1ページで成立するページに仕上げる流れ
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自社サイトのサービス紹介ページを久しぶりに開いてみたら、なんだか古く感じる。文章は前に作ったときのままで、今のサービス内容とも少しずれている。そんなときに迷うのが、文言だけ直せばいいのか、構成から作り直すべきか、という判断です。AIを使えば、この判断も作り直しも、想像より少ない手間で進められます。
サービス紹介ページの直し方は2通りある
サービス紹介ページの直し方には、大きく2通りあります。1つは、いまのページの文言を一部だけ書き換える方法。もう1つは、構成から作り替える方法です。
文言の一部だけを書き換えるのは、サービス名が変わった、料金を変えた、連絡先を直したいといった更新で済むケースです。一方で、サービスの中身そのものを伝え直したい、いまのページからほとんど問い合わせが入らない、という場合は、構成から作り替えたほうが結果的に早く仕上がります。
これまでは、サイトの構成や設計を見直したいと思っても、外部の制作会社に任せるしかありませんでした。生成AIを活用することで、現状の課題の把握から構成・設計までは自社で完結できるようになります。その分、知見が社内に蓄積されますし、外部委託にかかっていた業務コストも下げられる、そういう時代になっています。
構成から作り替えるときは、どこから手をつければいいでしょうか。最初の一歩は、自社の情報を書き出すことではなく、競合のサイトを見るところから始まります。
構成を作る|まず競合・類似サイトをAIに分析してもらう
観察する観点は2つあります。「どのような見せ方をしているか」と「どういう項目を、どういう順番で掲載しているか」です。
AIに競合サイトのURLを読み込ませて、この2つの観点で整理してもらいます。3社から5社分まとめて分析させると、その業界で標準的に使われている構成が見えてきます。たとえばお客様の悩みから入るタイプのサービス紹介ページなら、はじめに悩みへの呼びかけがあり、サービスでできること、対応の流れ、事例、料金、問い合わせと続く流れが多い、といった傾向がつかめます。
ここで集まった情報は、自社ページの構成のたたき台になります。
構成に自社のサービス情報を当てはめていく
業界の標準的な構成が見えたら、そこに自社のサービス情報を当てはめていきます。
使う情報は、サービス内容・対応エリア・実績・お客様の声・料金の目安・問い合わせ先などです。手元にあるパンフレットや過去の提案資料、社内メモをAIに読み込ませて、各項目に振り分けてもらうと早く進みます。
このときに気づくのが、「ここに入れる材料がまだない」という空白です。実績写真が足りない、お客様の声をまだもらっていない、料金の目安をまとめていない、といった点が見えてきます。空白が見えると、次に何を準備すればいいかがはっきりします。
文言を作る|人間がやるべきは「差別化ポイント」を入れること
構成と素材がそろったら、文言を作る工程に入ります。下書きはAIに任せられますが、他社との比較・差別化の視点だけは人間が決める必要があります。
差別化ポイントの入れ方には2通りあります。1つは文言の中に比較の視点を織り込む方法で、もう1つは「他社との比較」というセクションを1つ設ける方法です。
どちらを選んでも構いませんが、単に他社と並べるだけでは差別化にはなりません。自社が選ばれている理由を1つに絞って打ち出すことが、サービス紹介ページの中心になります。「お問い合わせから24時間以内に折り返す」「業界経験10年以上の担当者が必ず対応する」「初回30分は無料で相談できる」など、お客様が実際に評価してくれているポイントを、できるだけ具体的に書き出してからAIに読み込ませて、文言を作らせます。
AIに「他社にはない強みを考えて」と聞いても、納得のいく答えは返ってきません。ここは経営者や担当者の判断が要るところです。
問い合わせにつなげるCTAを設計する
サービスの説明が伝わっても、問い合わせの動線がわかりにくければページの役目は果たせません。CTAとは、Call to Actionの略で、訪問者に行動を促すボタンやリンクのことを指します。
ページの途中と最後の2箇所に、問い合わせフォームへの動線を置きます。文言もAIに複数案を出してもらえます。「お問い合わせはこちら」「無料相談を申し込む」「まずは話を聞いてみる」など、業種や読者の温度感に合わせて選びます。押し付けがましいトーンは避けて、訪問者が一歩踏み出しやすい言葉を選ぶのがポイントです。
仕上げにAIにページ全体を評価させる
文言とCTAまで整ったら、完成した文章をAIに読み込ませて評価してもらいます。
「初めて訪れた人が、このページを読んでサービス内容を理解できるか」「問い合わせまで進めるか」といった観点で意見を出してもらうと、自分では気づきにくい抜けが見えてきます。改善点が出てきたら、そこだけ手を入れて仕上げます。
AIの評価はあくまで参考材料です。最終判断は、訪問者の立場に立って自分の目で行います。
まとめ
サービス紹介ページの作り直しは、競合の構成を見るところから始めて、自社の情報を当てはめ、差別化ポイントを入れた文言に整える、という流れで進みます。最後にAIに評価してもらえば、自分では気づけない抜けが見えてきます。最初から完璧を目指さなくて構いません。まずは競合3社のサイトをAIに分析させてみると、自社ページに足りない要素が見えてきます。そこから1ページずつ手を入れていけば十分です。
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Q&A
Q1. 競合のサイトをAIに読み込ませると、規約違反になりませんか?
A. 公開されているページを「参考」として観察する範囲であれば、一般的に問題はありません。気をつけたいのは、出てきた構成や文言をそのまま真似してしまうことです。あくまで業界の傾向をつかむための材料として使い、自社の言葉で書き直す、という前提で活用してください。
Q2. サービスが複数ある場合、1ページにまとめるべきですか?分けるべきですか?
A. サービスごとに1ページずつ作るのが基本です。検索する人は、自分が必要なサービス名で探していることが多く、1ページに複数のサービスを詰め込むと、結局どれが自分向けなのかが伝わりません。AIを使えばページごとの作成工数が下がるので、分けて作る判断がしやすくなります。

